リベラルアーツ

関心の輪、影響の輪

どうも、パパ寿郎です。6日目です。

以前、これまでの判断基準は「なんとなく、雰囲気でこっちが良い。」という事が多いと書きました。基本的に、その時々でベストだと自分なりに思って決めており、毎回個別事情というのがあるのであまり型にはめて考える(カテゴライズする)事が嫌でやっていませんでした。

自分の軸がはっきりしていればいいのでしょうが、そうでない僕は考えが”整理”が出来てないと認識し、最近では多少無理やりでもカテゴライズする事を意識しています。これは基礎体力リテラシー分野の考え方です。

今日は、そのような視点で、各偉人・賢人・著名人の名言を見ていると共通点や繋がりが見えてきて、面白かったので、自分なりに一つの繋がりとして腹落ちしている言葉を紹介します。

名言3つ

1.関心の輪、影響の輪

最近知ったのですが、かの有名なスティーブン・R・コヴィーの「7つの習慣」という名著に出てくる言葉なんですね。原義は2.3とほぼ同じ事なのですが、私なりの解釈を加えたいと思います。

2.過去と他人は変えられない。しかし、自分と未来は変える事が出来る。

エリック・バーンという精神科医の言葉です。言い訳人間なので、ふとした時に思い出すようにしています。

3.自分でコントロールできないことを排除して、できることに集中するんだ。

カール・ルイスの言葉です。同じような事は本当に色んな人が伝えていますが、結構出来ていない人が多いと思います。

自分なりの解釈

2や3では「そもそも自分が出来ることは何か?」、「人に自分の意見を押し付けていないか?」、「自分がコントロールできない事に時間を割いていないか?悩んでいないか?」と自分に問いかけて、問題をそれぞれに切り分けるようにしています。

まずは、3で自分がコントロール出来る事は何か、出来ない事は今後コントロール出来るようになる問題なのか、今はコントロール出来ないが今後コントロール出来るようになる可能性があるなら、自分を変えていくようにしよう。さらに、2で他者や過去の事実は変えられないので、自ら能動的に動いて、最大限の準備をする、といったイメージです。

僕はサラリーマンで営業なので、会社から顧客に対して難しい交渉を求められる事は良くあります。会社の指示について今の自分には「コントロール出来ないので」交渉はするが、「他者は変えられない。やけど、その中で出来る最良の着地を探る」といった感じです。

昔は、会社の指示が実現できなければ、自分の能力がない、とか 何とか顧客を説得しなければ、とか 顧客の要求を社内で調整出来なければ自分のせい、と自分を追い込んだり、過去誰かが起こした問題は人のせいなので関係ない、と考えがちでしたが、この2つの言葉を繋げて考えるようになって、少し楽になりました。

他者(ステークホルダー)や過去(のトラブル等の事実)を無理やり説得しても意味がない。現時点から自分に出来る事は何かを整理して考え、丁寧に相手の意見をくみ取り最適解を探る。

といった所でしょうか。あくまで考え方、という点で。

そこで更に1.関心の輪、影響の輪 です。関心の輪=変えられない事、影響の輪=変えられる事 というのが説明のようですが、自分なりの解釈はどちらかというと逆で以下の通りです。

※7つの習慣読んでないので、間違っていたらすみません。

関心の輪=関心事、興味(広さ)またそれらに関する自分なりの意見・見解(深さ)

影響の輪=他者の行動変容(あくまで能動的な行動として)

関心の輪と影響の輪の境界線=信頼、信用

仕事でこういう経験は誰しもがあると思います。

自分の発言では社内や顧客は動いてくれないが、同じ事を他の人や上司が言うと周囲が動く

これは「肩書」や「過去の実績」が信用といった形で他者を突き動かすから、だと理解しています。

僕個人にとっては関心の輪を広げ深める事=リベラルアーツ力を鍛える事、でありその行動の結果として自分の芯や強みが見えてきて、影響の輪が大きくなれば良いかな、と思います。

まとめ

まとまりがなかったかもしれませんが、

1.自分でコントロール出来る事は何かを把握する。(今自分が出来る事。興味・関心)

2.コントロール出来る部分について、集中する。

3.興味を持って関心・知見を増やす。関心の輪を拡げ、深める。結果コントロール出来る部分が増える。

4.自らの行動によって影響の輪が大きくなって、未来がかわる(かもしれない。)

といった所でしょうか。別に自分が出来ている訳じゃないですけどね。考え方として。関心の輪が大きくならないと影響の輪も大きくなり得ないですから。

この記事を読んで、少しでも参考になったら嬉しいです。

ほなまた。