リベラルアーツ

困難は分割せよ

どうも、パパ寿郎です。9日目です。

今日も最近気に入っている言葉を紹介します。読んで頂いた方が興味あればシリーズ化しようかな。

我思う、ゆえに我あり

この言葉の方が有名ですが、今回紹介する「困難は分割せよ」 もデカルトさんの言葉なんですね。フランスの哲学者、数学者だった方です。正直、「我思う、ゆえに我あり」自体はなんとなくわかったような分からないような哲学者っぽい言葉なんですが、「困難は分割せよ」は数学者っぽいなぁ、と気に入っています。

そもそもリベラルアーツ筋トレっていうのも言葉的には意味不明なんですが、この言葉を使って、自分なりに分割していき、自分が理解できる、行動できるところまで落とし込むことができます。要は難しいと思うことでも、一つ一つの事象に分けていって、自分がコントロール出来る、自分が手を付けられる所まで細かくする、という作業ですね。因数分解的な事だと思っています。もちろん、分割出来ない気持ちの問題とかもありますけどね。着眼大局、着手小局というのも同じような意味合いと理解していますが、デカルトさんの方がしっくりきます。

サラリーマンの仕事でも勉強でも蓄財でも、設定したゴールは遠くにあったとしても、分割して自分なりに腹落ちさせる事で意外と着手出来たりするものです。最初はあれもこれも、と手を付けたくなりますが、優先順位をつける等の工夫も出来るようになってきます。

とっつきやすいのは、自分のお金に関する事かな、と。支出と収入と今後必要になる額等、ある程度見積もれるものはやりやすいんじゃないでしょうか。この言葉を知ってから、色々と切り分けて見直してやるようにしています。色んな人の発信を参考にしながらまだまだ勉強中ですが、こちらもまたの機会に詳しく書きたいと思います。正直、金融リテラシーは極めて重要なので、今はこのウエイトを増やして筋トレ中です。保険商品なんか困難ですし、分割できないものも多いですよね。分割出来ないのは売る側のメリットがありそうです。

営業の仕事も、人間関係が入るため難易度は上がりますが、この考え方を取り入れるようにしています。例えば製品の値上げにしても、何がどれだけ上がって、どこが譲歩できる部分で、○○の部分の今後の見通しはどうだろう、と。「製品の値上げ」、だけをみると嫌になるのですが、分けていくことで社内、社外との交渉ポイントを見出す事も”少しは”出来るようになったように感じます。

ちなみに先日書いた以下記事は、困難に果敢に挑戦しそれを楽しむ人の話でしたが、そもそも私は困難から直ぐ逃げ出したいタイプなので、この考え方は気にいっています。まあ、挑戦する人も行動の中で、問題を分割していっているんだと思いますが。

まとめ

今日は「困難は分割せよ」を紹介してみました。言われてみて、書いてみると結構当たり前の事なのですが、意外とは自ら問題を複雑化させていたり、複雑に商品設計がされているケースも多いように感じます。逆にいうと複雑にすることによって商品は「価値がある」ように見せられている、との見方も出来るかもしれません。分割できない→敢えて分けてみる、という発想も重要かな、と。ここまで書いておいてなんですが、その上でここは分けない、というのもありだと思っています。

この記事を読んで、少しでも参考になれば嬉しいです。

ほなまた。