サラリーマン

損すれば得が取れるかもしれない

まいど、パパ寿郎です。

早速ですが、皆さんはTakerになってませんか?笑 僕も欲しがりなほうだとは思いますが、戒めを込めて今日はこのタイトルにしました。ポイントは3つです。①先に失う事、②誰の為に失うのか、③見直すきっかけにしよう、です。

先に何かを失う事

当たり前のようで、自分事になると意外と出来てない事だと思います。巷にはこれに類する表現が数多くあります。「損して得とれ」、他には「Give and take」、「ノーペインノーゲイン」等。これらの言葉のポイントは何かを得るためには”先に何かを失う”、という事です。いずれも言葉の先に来ていますよね。

当然人間ですから自己保存が働いて、先に何かを得たい、とか得られる事が分かったら失える、等 という思考回路が働くのが当然だと思います。ですが、過去の先人の知恵として語り立つ継がれているこの言葉が本質だと考えています。「Win-win」や「三方よし」など全員が良いような表現もありますが、本質的には似ていると思っています。何故なら相手がWinになるためには何かを差し出す必要(単純に差し出したもの以上の価値が自分に返ってくるという事)、相手も世間も良くなる為に、自分だけが何もしないという事はないですよね。

敢えてタイトルは「損すれば得が取れるかもしれない」としたのは、本来は得が見えていて損をする事ではなく、相手の力になるために自分が差し出せるものは何か、を考える事が重要であり、リターンありきではないから、そのぐらいの気持ちでいた方が良い、という為です。

誰の為に失うのか?

某アニメのように誰にでも顔を食べさせてあげて元気に出来ればよいですが、我々はそんなスーパーヒーではないです。笑 誰に対してでも、喜んで自分を削れる人は素晴らしいですし、尊敬します。だけれども敢えて自分の視点で言うならば、自分にとって、自分の仕事にとって「大切と決めた」相手に対して、まずはこの考え方を実践する事でいいと思っています。誤解のないように言っておくと、「打算的に」損をしていく、という事ではありません。大切な相手の力になる=自らが差し出せるものを差し出して問題を解決する、解決する手助けをする、という事です。こう考えていくと以前書いた、マーケティングの話にかなり近寄ってきます。というか、僕個人の中では同じなので、この事からもマーケティングの考え方は極めて重要であると捉えています。

自分にとって、自分の仕事にとって大切な相手は誰か。プライベートでいえば家族や友達かもしれないし、仕事なら顧客、サラリーマンであれば上司もある意味で大切な相手です。上司が抱えている問題は何か。自分が何をすれば上司の問題が解決されるのか、ただ数字で話すのではなく、数字の意味や目的を理解するといつもより頑張れる=自分の時間を通常以上に割いて仕事に打ち込むことが出来るかもしれません。プライベートでは、家族はあって当たり前、と思ってしまい楽しよう(得ばかりとろう)としている自分がいるので、戒めるように書いています。笑

逆にこの考え方で行くと、「自分が大切じゃないと決めた」相手が後から大切だった場合(仕事では十分あり得るケース)、その仕事は落とす可能性が高いので、ご注意下さい。それはマーケティングする相手を間違った自分の力がなかった、という事で。ただし、誰にでもいい顔をして何となく仕事をするよりは、よりは反省と改善が明確になるのでは、と考えています。

そして、この考え方を強く思うようになったのは、自分がそうであるように相手にも「先に得したい、得をして当然だ」と思っている人が多い、という事です。特に仕事ではそういう人に良く出会います。もちろん仕事の上でキーとなるなら「大切な人」ですが、普通はあまり付き合いたくないですよね。こういう所からも、大切な人を決める=ターゲティングが極めて重要と言えます。マーケティングの肝はターゲティングと言われるくらいですので、何かしたい時に「誰に」対してこの考え方を適用するのか、を決めるのはとても大事です。

仕事と自分を見つめなおす機会に

仕事をしていると、会社からは色んな指示がおりてきます。言っている事は何となくわかるけど、これって自社都合だよな、と思うケースは良くあります。もちろん会社なので、得=利益をとるために、ビジネスを行うため、綺麗事だけでは行かない事はよく分かります。そこで大切な相手には会社と交渉して、損を先に引き受ける事も必要です。会社の指示は大抵十把一絡げに来ますので、それは各担当者の努力のしどころと言えます。

その交渉が、最終的に「三方よし」という結果に落ち着いたり、顧客にその努力が伝わって新しい仕事の話がもらえたりするかもしれません。よく交渉の場では「ここ我慢するので、こっち下さいね」のように取引的に使わざるを得ないケースが多いのも事実ですが、気持ちとしては大事な相手の為に先に何かを失う=差し出す、を持って仕事に臨みたいです。特に仕事で失う=目の前のお金、ですので一人で決める事は出来ないですし、社内の理解を得るためには、この相手が何故大事なのかを分かってもらう必要がありますね。タイトルのように、「得とれるかもしれません。」では許してくれないケースが多いのも事実ですが、うまく「こんな得があります!」と言ってしまう演技力も大事になってきます。

個人的な事でいえば、リベラルアーツ筋トレをして、自分自身を鍛えようというのも同じで、結局何かを得るためには、何かを失う事が必要です。それは「時間」と「お金」です。先日書いた、能力、時間、お金の関係です。僕は大切な「自分の未来」の為に、今の「時間」と「お金」を差し出している事に他なりません。コロナという災難のおかげ?で、未来の自分について考えるきっかけが出来て、おぼろげながらイメージしたものに近づけるように筋トレを始めたわけです。最終的に何かを得られるかどうかは分かりません。全て途中で投げ出して、自暴自棄になっているかもしれません。笑 ただ、諦めなければいつか達成できる、という言葉を信じで、どんどん失っていこうと思います。今は得る時ではなく損する時だ、と。

この記事を読んで、少しでも参考になれば嬉しいです。

ほなまた。