まいど、パパ寿郎です。
言葉を大事にしようシリーズ第三弾です。今日は 目的 と 目標 です。これも何となく、使い分けているようで使い分けれていないパターンがある言葉ではないでしょうか。サラリーマンとして働いているととかく目標設定ばかりがあって、目的を考えるケースが少ないようにも感じていますので、今日も比較していけたらと思います。
目的と目標の辞書的意味
まいどおなじみの、広辞苑の意味から見ていきましょう。
目的:①成し遂げようと目指す事柄。行為の目指すところ。意図している事柄。
②意志によってその実現が欲求され、行為の目標として行為を規定し、方向づけるもの
目標:目じるし。目的を達成するために設けた、めあて。まと。
これは、今までの二つに比べて広辞苑の意味でもほぼほぼ分かったように思えます。
目的と目標の英語表現
いつもと同じく、英語表現も見ていきましょう。こちらは逆に英語の表現はいくつかあって、それぞれ言葉のニュアンスは異なるようですが、概ね以下のように分けられます。
目的:Purpose、Objective
目標:Goal、Target
目的をGoalと言ったり、Objectiveも目標であったり、と英語でも人によって使い分けが異なるようです。これは僕の語感(英語出来ないですが)で分けました。イメージ的には一番大きいのがPurposeで、その中に個別の達成したいObjectiveがあり、それらを達成する為にGoalやTargetを設定していく、というイメージです。
自分なりの解釈
目的と目標に似た言葉はいくつかありますね。
目的
問題(理想状態の設定)と目的は似ています。問題は「理想と現在のGAP」であり、目的は「成し遂げようと目指す事柄。行為の目指すところ」です。
GAPを解消する=何かを成し遂げようと目指すこと であり、それはビジネスに置き換えると「顧客の問題を解決すること」(=社会を良くする)によって、到達できるところです。
他にもVision等も類義語になろうかと思います。
目標
目標は、目的到達する為の具体的な目印です。最近はKPI(Key Performance Indicator)という言葉をよく耳にしますが、意味としては目標ですよね。この目標は出来るだけ数値化した方が、達成状態がクリアになるため良いとされています。と、考えると課題に近いですよね。よって、課題も達成状況を測るためにやはり数値化した方がよい、となります。
また、「手段が目的化する」ケースが良くありますが、策を講じること自体が目的となっている場合です。よって、目標と手段は同義とは言いませんが、目標も手段も目的を叶える為に行う印、行為であることから近しい言葉と考えてもよさそうです。
何が言いたいかというと、世の中には色んな言葉やメッセージがありますが、言っている意味は同じようなことが多い、ということです。英単語も「訳はたくさん、意味一つ」と言われるように、シーンや使い方、ニュアンスによって言葉選びは異なるものの本質的には同じことを言っている。最近は、そう感じるケースが多いです。その共通化した本質を抜き出して言語化し、自分の行動に落とし込みたいものです。
まとめ
今日は第三段として、目的 と 目標 について考えてみました。第一段の内容と類似性も高く、僕もよく混同してしまっているな、と感じる点も多々ありました。
自分の仕事や生活において、言葉の意味を正しく理解するだけではなく、今自分は何の目的の為に、この目標に向かっているのだろう?と自問自答して、納得しながら日々を過ごせたらと思いました。
この記事を読んで、少しでも参考になれば嬉しいです。
ほなまた。