サラリーマン

红包(hóngbāo)って大晦日に渡さなあかん?

まいど、パパ寿郎です。

先日、中国の元旦(1月22日)に中国語の先生に红包を渡したら、お礼と共に「大晦日に渡すのが一般的、元日もOK」と言われました。元々会社の人にしか渡す予定しかしていなかったこともあり、仕事始めに渡すもんだと思い込んでいたこともあり、調べてみたので備忘録も兼ねて書いておこうと思います。

そもそも红包って?

そもそも红包はご祝儀やお年玉等、旧正月、誕生日、結婚式等祝い事があった際に良い願いを送る方法として使われるもの、とのことでした。

読んで字の如く赤い封筒なわけですが、赤は中国文化では幸運、幸福、活力を象徴する色であり、この封筒に文字とシンボルが描かれています。本来、重要なのはこの红包であり、中身のお金・金額ではありません。

対象範囲

日本では、親や親せきから子供に渡すのが一般的ですが、中国では対象範囲がとても広いです。

両親・祖父母(健康長寿のお祝いとして)、自分の子供、友人や親せきの子供、従業員(部下)、仲の良い友人、他にもカラオケの女性やマンションの守衛さん等、多岐に渡ります。

工場では我先にと、偉い人の席に長蛇の列が出来るようです。

金額の相場

会社毎にルールがある場合もあるでしょうし、立場によっても違うと思いますが、調べたところでは以下の通りでした。

両親・祖父母:400~2,000元

未就業者:50~200元

自分の子供:100元~

自分の子供以外の子供:20または50元

部下:100~1,000元

僕の場合は、前任者や周囲にも金額を以下のようにしました。上記は相場としてネットに出ていますが、ちょっと高めの設定かな、という感覚を持ちました。

直接の部下:100元

直接の部下ではない同僚:30元、50元

マンションの守衛さん等:20元

カラオケの女性:100元(もはや、たかりだと思いますが。笑)

とはいえ渡す相手が多い人は、結構な出費となる一大イベントなんですよね。

注意事項

渡す方の注意事項としては、以下の通りです。せっかくの縁起ものですから、受け取った方が嫌な思いすることは避けたいですよね。

・新札を用意する

・コインは使わない

・偶数が好まれる(ただし、4は縁起が悪い為NG。中国では4以外の偶数が縁起が良い。特に8が最強。)

僕は結局、30元、50元も選択しました。偶数が良いとはいうものの、金額が少しでも多い方が良いだろう、という想いからです。

ちなみに中国の紙幣は100元、50元、20元、10元、5元、1元の6種類です。更に小さい単位の5角、1角紙幣があるようですが、見たことはありません。

で、結局いつ渡すん?

随分前置きが長くなってしまいましたが、先生の言う通り、大晦日が一般的とのことでした。但し、大晦日~元宵節(旧暦の1月15日、2023年は2月5日です。)の間であれば問題ないようです。これを見て少し安心しました。

加えて、大晦日は会社は休みですし、他の企業の方に聞いても仕事始めの日に渡す(行列が出来る)との事でしたので、更に安心しました。笑

まとめ

中国に来て初の春節を迎えるに当たり、红包の準備までは良かったのですが、渡すタイミングを事前にちゃんと調べておらず焦った、という話でした。

この記事を読んで、少しでも参考になれば嬉しいです。

ほなまた。