リベラルアーツ

自己肯定感って何ぞ?

まいど、パパ寿郎です。

これまで、どちらかというと自己否定をすることで、「足りない自分に悔しい」という感情で、やる気を出すタイプだと思っており、自己肯定感(自分を認める)という考え方に否定的でした。

元々、子育てに関する書籍を読む中で、ちゃんと理解しようと思ったのがきっかけですが、先日投稿に記載したようにこの考えに助けられたことも事実であり、自分なりの理解も踏まえシェアしたいと思います。

参考書籍

自己肯定感の教科書 中島輝 SB Creative

自律する子の育て方 工藤勇一、青砥瑞人 SB新書

正直、何れも僕にとっては極めて良著でした。特に自己肯定感は子育てに密接しており、別途投稿したいと思います!

そもそも自己肯定感とは?

最初に言葉の定義ですが、同書では以下のように定義されています。

自分が自分であることに満足し、価値ある存在として受け入れられること

正直、少し前の自分なら「え?宗教的なやつ?」と否定的な感情を持っていたフレーズです。

それがこの言葉を受け入れられるようになってきたのは、ブログを書き始めたり、漠然とした不安を言葉に出すようになったり、「自分の人生は何か?どうしていきたいのか?」という問いを立てるようになったからです。

「自分の価値=評価する他人が人と比べて相対的にどうか?」という尺度しかなかった自分に、「過去の自分に対して今の自分はどうか?」と素直に考えられるようになってきました。

そんなことを考えていたこの2年だったので、一旦、受け入れるようになるととても学びが多い概念であると共に実践でも役立つスキルでもある、と強く共感しました。

その許容のベースが無ければ、自己肯定感を受け入れられずこの数か月の業務ストレスに耐えられていなかったかも知れません。。。

自己肯定感と脳の働き

そして、自己肯定感は脳の働きとも連動(当たり前と言えば当たり前ですが)していることが、共著の青砥氏知見から論理的に入って来て、ビシビシ来ています。笑 そう思えていること自体も、自己肯定感が高まっているからなのかもしれません。

・1日60,000回思考のうち、45,000回はネガティブなことを考える

・自己肯定感は動きやすいもの

等、脳が本来ネガティブに考えるものという性質を理解できると、それを認識したうえで「どうやってポジティブに考えるか?」を考えられるようになってきます。

そして、意識しないと脳はエネルギー効率が良い回路を無意識的に選択して、楽なほうにいく=ネガティブに考える(僕の場合)為、以下のようにしていけばよいことが分かります。

無意識下の自己否定→意識的に自己肯定する内容に考える→今まで使っていなかった神経回路を使うことで脳が活性化される→自己肯定もエネルギー効率が良い状態に変化する。

本当に意識しないとすぐネガティブになりますし、とても疲れますが、抗えない脳の基本性能をベースに理解したことで、スキルとして鍛えていきたいですね。

6つの感

もう少し具体的に分解すると、自己肯定感というのは6つから成り立っている(本書では木に例えています)、とのことです。

  1. 自尊感情
  2. 自己受容感
  3. 自己効力感
  4. 自己信頼感
  5. 自己決定感
  6. 自己有用感

①自分に価値があると思い、②ありのままの自分を認め、③自分には出来ると思い、④自分を信じ、⑤自ら決定出来ると考え、⑥自分は何かの役に立っている という感覚を育てていくことです。

とにかくまずは、自分という人間が生きているだけで価値があると考えることですね。明石家さんまさんの「生きてるだけで丸儲け」という言葉は、本質をついた正に「一言で表現された」パンチワードだと思います。

そして、②自己受容感=ありのままの自分を認める”メタ認知” が重要であることも改めて認識しました。メタ認知はありのままの自分を俯瞰的に捉え、自己について学ぶ機能です。それによって③以降に本当の意味で「判断軸」が持てるようになるのでしょうね。

過去に、情報の”メタ化”については投稿しております。改めて「思考の整理学」恐るべし、です。

まとめ

今日は自分の支え?になってくれた自己肯定感について自分の理解も加えつつ、シェアしました。具体的な自己肯定感の高め方等も本書には掲載されていますので、ご興味ある方は是非手ご一読を、といえる本たちでした。

現時点では、まだまだメタ認知が十分ではなく、意識的に体の動きから自己肯定感を高まるようにしている段階ですが、継続することで意識から無意識に出来るようになる。無意識で出来たことを認識できれば、それが脳の神経回路が書き換わった瞬間ですね。その日を楽しみに待ちたいと思います。

この記事を読んで、少しでも参考になれば嬉しいです。

ほなまた。