リベラルアーツ

元から円を引き出した結果

まいど、パパ寿郎です。

以前、こんな記事を書きました。

年末の一時帰国タイミングで、銀聯カードを使って元を円で引き出してみたので実際どうだったか、を共有します。

銀聯カード引き出しのルール

前回投稿のおさらいですが、引き出しの条件は以下の通りです。

・1万元/日

・10万元/年

2022年中に引き出せる最大額は10万元です。まだ駐在半年なので、そこまで貯められていませんが、現時点では最も効果的な引き出し方法を、23年に持ち越さず使用出来るのはラッキーでした。

為替は銀聯レートで、原則として1日1回、中国時間の11時(日本時間正午)ごろ更新されるようです。レートは日本での両替レートより0.5%程度有利(実際のところ比較してみたら、1円/元程度円安のレートで引き出せました。)

中国側の銀行手数料は金額の0.5%です(銀行によって違う?僕は中国銀行です)。なので引き出し手数料はMAX500元/日です。

日本側のルール

こちらをちゃんと調べていませんでした。最初成田空港に降り立って、早速セブン銀行のATMで引き出したんですが、日本側で引き出しの限度額があるんですね。一瞬焦りましたが、色々調べてみたら、こんな条件になっています。

・銀行ごとに一日の上限額が決まっている

・1万円単位の引き出しが多い(一部銀行は千円単位が可能)

・銀行によっては引き出し時に日本側の手数料が必要

まとめてみるとこんな感じです。パパ寿郎が使用したところ(青色)は全て1万円単位でした。他はネット情報ですが、大手銀行は千円単位で引き出しが出来るようです。

パパ寿郎の行動エリアでは引き出し単位が1万円しかなかったのと、三井住友は何故かICを読み込んでくれず引き出しが出来ませんでした。

日中双方のルールで1万元近くを引き出すには、3件/日ATMを回る必要があります。10万円引き出せるセブン銀行の存在は大きかったですね。

引き出し金額結果と最大限引き出すには

自分の貯金残高、為替レート、引き出し単位から今回引き出せた金額は7,290.03元=137万円でした。年末に少し円高に振れていたのが残念ですが、8日間で上記金額を引き出しました。

仮に21円/元以下のレートだった場合に最大効率で引き出すには、セブン銀行+UFJ銀行+三井住友orイオン銀行の組み合わせ、21円/元を越えるなら、セブン銀行+三井住友+UFJ銀行の組み合わせですね。

まあ、それぞれのATMが近場にあればよいですが、せっかくの大事な一時帰国なので、手数料をケチったり最大金額を目指してATM行脚するよりは、行動上にあるATMで引き出す方が時間価値が高くてよいと思います。

やってみた感想と今後の方針

他の方法、外貨送金の手間(為替レートの悪さ、手数料)、日本で両替することを考えると手間なく、為替もよい条件で引き出せる為、オススメです。為替レートは読めませんが、今後日中渡航規制がもっと緩和していけば、往来もしやすくなるので、ある程度タイミングをみて10万元/年を円貨に交換出来そうですね。

更に、現金で持ち出す方法(為替は今回同様に中国レートの方が良い)を加えると、年一回帰国する前提に立つと、65万(為替130円/USD前提)持ち帰りと日本のATMで200万(為替20円/元)、合計265万円/年換金可能です。年2回帰れば+65万で合計330万円/年です。ざっくり、16.5万元ですね。

今の給料から考えると16.5万元/年の貯金は慎ましさMAXになる~。

ま、出稼ぎとは言えあまりに慎ましい生活をするのもどうかと思うので、この辺りの金額を元貯金のターゲットとしつつも、中国生活も良いものにしていきたいですね。

まとめ

今日は、一時帰国時に元を円に換金したので、各銀行の条件も交えながら結果を共有しました。中国は外国への通貨持ち出しが厳しい国ですが、個人の給料レベルであればルールに則り、十分な金額が持ち出せることがよく分かりました。貯めるだけ貯めて帰国時に外貨送金一発という方法は、為替リスクを全くヘッジ出来ない為、今回のように分散させることが重要です。

目的にあった方法を探して、ある程度自分の思ったようにお金を動かせるようにしておきたいですね。日本での家族の生活、自分の中国生活、お金の面でもバランスを取りながらやっていく手ごたえを掴めました。

この記事を読んで、少しでも参考になれば嬉しいです。

ほなまた。