リベラルアーツ

幸福について学んだ3つの教材

まいど、パパ寿郎です。

コロナになってから、自分の幸福って何やろ、とふと考える事が増えました。ありきたりですが「家族の幸福」=自分の幸福っていう結論なんですが、家族が幸福に思うってどういう状態なんだろうと考えていた時に、とても価値ある3つの興味深い教材に出会いましたので、概要と学びをシェアします。

ホルモンからの学び

はい、ふざけてませんよ。お肉じゃないですよ。脳内物質のホルモンのお話です。この手の話(本能的にこうなっている的な)は割と好きです。

樺沢紫苑氏著の”精神科医が見つけた3つの幸福 最新科学から最高の人生をつくる方法”からの参照です。紺方、最近Youtuberとしても活躍されていますね。

さて、人が幸せを感じる時、脳内では主に以下3つの物質が分泌されるそうです。

  • セロトニン:「心」と「体」が健康な時に分泌される
  • オキシトシン:愛情ホルモン、「つながり」や「愛」を得た時に分泌される
  • ドーパミン:「成功」や「お金」を得た時に分泌される

具体例としては、セロトニン的幸福は青い空や青い海等を見て「さわやかだ」「清々しい」、等と感じた時。オキシトシン的幸福は家族が仲良く過ごす姿や友人とわいわいしている姿を見て「安心する」「安らぐ」、等と感じた時。ドーパミン的幸福は皆さんご存じだと思いますが「高揚感」、等を感じた時、が挙げられます。

また、セロトニン・オキシトシン的幸福とドーパミン的幸福には異なる特徴があります。ドーパミンは”DO”の幸福、劣化する(一時的)幸福、であるのに対して、セロトニン・オキシトシンは”BE”の幸福、そこにある幸福ということです。

僕が最も大事だと思ったのはBEの幸福は、そこにあることに気づくことがポイントだということです。「失ってから大事なものに気づく」、とか「当たり前のようにあるからその大事さに気づかないことってよくありますよね。BEの幸せという考え方を脳内分泌面から理解出来て、納得でした。

尚、これを図にすると幸福には下左図のようなピラミッド構造が成り立ちます。この図を見た時に、マズローの欲求5段階と似ているなと思って比較してみましたが、同原則とも整合性が取れています。逆にマズローすごいっすね。

家族が幸福そうにしている姿をみることで、僕の脳内にオキシトシンが分泌されて自分自身が幸福になっていくという事です。もちろん、これら全てが独立している訳でもないので、例えば夫婦喧嘩でコテンパンにやられたら、セロトニンが分泌されないので、心が不健康になるので、結局は幸福にはなれないし、家族が幸福になるために頑張って仕事をして多少の成功も得られる、ということもあるでしょう。

家族のありがたさを再認識すると共に、この図で生理現象からも僕にはオキシトシン的幸福が最も大事なんだ、と言語化出来た事は大きな学びでした。

大学准教授の研究結果からの学び

次に、拓殖大学 佐藤一磨准教授の研究結果をPresident Online ”「子どものいる女性のほうが、幸福度が低い」少子化が加速するシンプルな理由”、”子ども3人いる女性が一番不幸「産むほどに幸福度が下がる」育児のリアル”というネット記事を見た時の学びです。

正直、初めてこの記事を読んだ時「この人何言ってんの?」と思いました。今も全てに同意している訳ではありませんが、以下については納得感があり、学びを得る事が出来ました。

詳細は割愛しますが、子供の数が増えた時に女性の生活満足度=幸福度を低下させている主因は、以下2点と指摘されている点です。

  • お金の問題
  • 夫婦関係の問題

そして、日本の研究結果からはより影響度が大きいのは「夫婦関係の悪化」だそうです。欧米では経済的な要因の方が大きいとの事です。夫婦関係の悪化が問題だとすると、次にそれをどう防ぐには「何をすれば良いか」についてが大きな学びでした。それは

夫婦が共に過ごす時間

と指摘しています(シカゴ大学の山口一男教授)。共に過ごす時間に加え、家事や育児参加も重要との事です。

僕は、在宅勤務によって家にいる時間は以前より増え、家事や育児も以前よりはやっているつもりでしたが、子供が寝た後は部屋に入って仕事をしたり、家にはいるが時間を共有していない状況がありました。家に居なければ諦めがつくものの、家にいるのに共に過ごす時間が取れないというのは妻にとってはよりストレスを感じていたかな、と受け止めました。この記事を読んでからは、共に過ごす時間を意識しています。コロナ直後は男性は家に帰りたくない、女性は家に居ても邪魔、という話を良く目にしましたが、まだ邪魔と思われていないだけましかな、と。笑

一方でただ一緒に時間を過ごすだけで本当に相手の幸福度が上がるのか、は疑問を持っていましたが、次の書籍ですっきりしました。

ユダヤ人からの学び

最後は、金融リテラシー向上を目的に手に取った石角完爾氏著”ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集”からです。まさか、ここで幸福について学ぶとは思っていなかっただけに逆に深く入ってきました。

実はこの学びは本章ではなくあとがきからですが、ユダヤの現実主義から一人ひとりが自分の幸せを見つける為のヒントを得て欲しい、というのが本書執筆の動機との事でした。

幸福とは何か、ユダヤの教えでは金銭的・物質的に満たされることと幸福(Hapiness)とは関係ない、との事。幸福とは幸福感のことです。人を悩ませ落ち込ませる不幸感をどうすれば幸福感に変えられるか、という事を人々に諭したのがタルムードだそうです。心の底から人生を楽しみ、幸福感を感じる為の実行集は以下の通りです。

  • 人をほめること
  • 自分がなぜ生まれて来たか、を考えること
  • 「善いこと」を毎日習慣として行うこと
  • 喋るよりも聞く
  • 魂をあらゆる騒音から遮断する一日を持つこと
  • 不運が襲って来ても、絶対にあきらめずにバトルし続けること

この中で特に「人をほめること」、「喋るよりも聞く」、「魂をあらゆる騒音から遮断する一日をもつこと」が学びでした。

人をほめる

人に認められほめられることほどその人に幸福感を与えることはない。自分から人をほめる。そうすれば、少なくともその人に幸福感を与えることが出来る。ユダヤでは、人に幸福感を与えることは自分に幸福感をもたらす一つの善行と考えます。

これは、先ほどのオキシトシン的幸福と同じことと言えますよね。

喋るよりも聞く

幸福感は「喋る」よりも「聞く」ことによってもたらされる、ユダヤはシェマ(聞け)の宗教です。人の話をよく聞くことは、以下の通り自分に話かける人間を大切に迎えることで、自分にとって幸福感をもたらします。

  1. その人の存在を認めること ⇔ その人の存在を無視すること
  2. その人に心を開いていること ⇔ その人に心を閉ざしていること
  3. その人を尊重すること ⇔ その人を軽視していること

いくら物やお金を与えても、心を開いて話を聞かなければ、幸福感は持てないのです。逆に話を聞いてもらった人は幸福な思いに満たされる。人に幸福感を与えれば、自分も幸福感(人を幸せにしたという幸福感)を持てます。

魂をあらゆる騒音から遮断する一日を持つこと

我々は携帯とeメールに支配されている日常から、少なくとも週に一日は解放され、「つれ合い」と、ゆったり語り合う時間が必要だ。幸福感とは、息と同じで「吸って」「吐いて」の両方がないと流れないのです。ユダヤ教では、これをLiberate yourselfと言い、自分自身をあらゆる締め付けからLiberate(解放)してやれ、という意味です。

これらから、物理的な時間を持つ、またその時間を作る努力をすることで幸福感に繋がっていくと言えそうです。5,000年続いているユダヤ教の原則であり、先人からの教えから「一緒に過ごすこと」の重要性が理解できました。加えてその時には相手の存在を認め、心を開いて、尊重することを忘れずに。

まとめ

今日は少し長くなりましたが、幸福について3つの教材を紹介しました。僕の幸福はオキシトシン的幸福によってもたらせること、そのためには夫婦関係を良好に保つことが必要で、そのためには物理的に一緒に過ごす時間を増やすこと、またその時には、ほめて、話すよりも聞くことが重要と学びました。皆さんにとっての幸福は何でしょうか?

この記事を読んで、少しでも参考になれば嬉しいです。

ほなまた。

まとめ

この記事を読んで、少しでも参考になれば嬉しいです。

ほなまた。