リベラルアーツ

グライダーと飛行機について

まいど、パパ寿郎です。

今日は先日投稿した「思考の整理学」から学んだ事を複数回に分けてシェアします。学校教育に関する内容と、それに対する自分なりの見解です。

グライダーと飛行機とは?

父親リテラシー筋が悲鳴を上げています。かなりの筋肉痛になりました。この本は”グライダー”という章から始まります。紹介する部分は本の分量は冒頭のたった6ページなのですが、かなり深く刺さりました。主に僕の学びは以下4点です。

①自分の過去と子供への希望・願望について言語化できた事。

②40年前も今も教育現場は変化がない、世の中をより良く生きる本質は学校教育だけでは身につかない事。

③②を理解した上で、父親としてのマインドを見直し子供接する事。(父親リテラシー)

④飛行機人間を目指す=自分自身がリベラルアーツ筋トレをする事と同義。

まず、グライダー人間と飛行機人間。衝撃でした。僕自身の学生時代の過ごし方と子供に対しての希望・願望が端的にこの言葉で表現されています。

グライダー人間=自分で飛べない人=受動的に知識を得る

飛行機人間=自分で飛べる人=自ら発明・発見する

自分はグライダー人間になっていたという自覚があり、子供には飛行機人間になって欲しい、という事です。

ここでは同氏が学校教育の現状とあるべき姿について論じられていますが、学校は基本的にグライダー人間訓練所であるという指摘です。どちらも飛んでいる時は同じように見えますが、グライダーは自力では飛び立てません。要するに、学校で受動的に知識を詰め込み、答えのある与えられた問題はこなせるようになるが、自ら問題を作り出し、答えを探っていく事は出来ない、まず誰かに引張ってもらって初めて飛べる、というわけです。この40年前の指摘は、僕が父親となった現在もあまり変わっていない認識です。

確かに、知識を持っている事=価値 という時代はあったでしょう。僕のおじいちゃんを見ていてそれを感じる事は良くありました。しかしそれは、情報へのアクセス方法が限定的だったからです。今は人間よりはるかに知識・情報が保持出来るコンピューターがあり、インターネットによって情報へのアクセスが容易になったからです。これによって、グライダー専業人間では今後の世の中を生きていくには難しい、と今指摘するのは簡単ですが、約40年前(僕が生まれる前)に指摘されている事が凄いわけです。恐らく、当時これを読んだ人は他人事として処理していたに違いないでしょう。何故なら、今でも全く同じ論調があるからです。

もちろん、この本でグライダーそのものを否定している訳ではありません。最低限の基礎知識は当時も今も必須能力です。グライダー兼飛行機人間を目指すべきと論じられています。グライダー一辺倒ではいけない、と指摘している訳です。昨年発売された「シン・二ホン」の著者である安宅さんも「ドリルをやりすぎるな。妄想力を鍛えろ」とメッセージを出されていますが、本質は同じと理解しています。”やるな”ではありません。

自身を振り返り今後を考える

僕自身に置き換えると、学校の勉強をきっちりこなしそれなりの大学に入って、大手企業に就職し、その中で出世していくというルートがいつからか自分の中にあり、それが正解である。と、それ自体に特に問いを立てる事もなく、流れに任せて生きていたんだな、と今更ながら強く思います。考えないほうが楽、という気持ちが働いていたのかもしれません。この文脈でいえば、僕は学校が求めるグライダー人間になる努力をしていた、といって差し支えないでしょう。

一方で世の中は、決まりきった答えがある事が稀です、逆に無数の答えがあるとも言えます。学校では常に答えが用意された問題を解いているので、何にでも答えがあるように錯覚してしまいますが。社会に出ると何をやっても正解とも間違いともいえる難しい問題に直面します。そのような局面でどうしても答えを求めに行ってしまいます。これには納得頂ける人は多いのではないでしょうか? そんな場に出くわす度に、自分で考える力が身についていない、弱いと自覚しています。これは会社に入ってから非常に苦労している部分です。

自分は望むと望まないに関わらずグライダー人間になり苦労しているから、子供には飛行機人間を目指して欲しい。ある意味自分勝手なな希望かもしれません。飛行機人間にも飛行機人間なりの苦労があるのも事実でしょう。しかし本質は飛行機人間を目指す方向がより良い、というのが現時点僕の中にある答えです。但し、40年前も今も教育は変わっていないという現実があります。言い換えれば、教育を学校に任せる事は、子供の幸せな将来を願う親としては無責任と言われているに等しいと強く感じました。今の教育制度に文句を言ったり、学校に押し付けるのではなく、この現実を見て親としてどう接していく事が子供にとって良いのか、を考えさせられる内容でした。

よって、子供にただ飛行機人間を目指す事を求めるのではなく、何故これを勉強する意味があるのか、これを学ぶと何が出来るようになるのか一緒に考えたり、子供は何がしたいのか、やってみたいのか、等娘たちと会話しながら、子供たちが能動的に知りたい・やりたいという気持ちを醸成していく事。そして教えすぎない、やっているところを見守るという姿勢・行動が、父親リテラシーを鍛える事になると理解しました。

一方で、僕自身がリベラルアーツ筋トレを始めるという事は、今はグライダー人間だけれども飛行機人間の能力を得たい、という気持ちがあったからと言えます。その意味では、父親リテラシーと同時に基礎体力リテラシーを鍛えていく事に他ならず、正に目から鱗でした。

これでたった6ページ

この本ではこの後に、グライダー兼飛行機人間になる為にはどういう事を心掛けていけば良いか、が論じられていきますが、長くなってきたので、今日は一旦ここまでにします。たった6ページにここまで考えさせられることが多かったのは、今までなかったです。とんでもない本です。次回も教育に関する内容が続きます。

この記事を読んで、少しでも参考になれば嬉しいです。

ほなまた。